映画TVアート

アメリカンユートピアを観てきました

久しぶりに映画館まで行って、アメリカンユートピアを観てきました。この映画は、私のようなバブル時代に多感な学生時代を過ごしたアラフィフのNewwave系オッサンは、コロナだろうが何だろうが、とにかく観に行かないといけない映画です。このコロナ禍の平日…

チヴィタ ディ バニョレージョが美しい「天空の結婚式」

恵比寿ガーデンシネマが2月末で休館してしまうので、ポイント消化のために、無料で「天空の結婚式」を観てきました。 映画の内容自体は、典型的なイタリアンファミリーコメディで、ゲイ のカップルが、実家で結婚式をあげることで起こるドタバタです。頑固な…

本日でアマプラからHBO系のドラマが無くなるので、ずっと観ていま

本日をもって、アマプラのフリー視聴から、HBO系列のドラマが外れます。そうすると、RomaもAngels in America(AIAJ)も、Sex and the city(SATC)も観れなくなります。ここ4日くらい、ずっとこれらのドラマを観ています。1日10時間くらいのヘビーローテです。 …

カトリーヌドヌーブ「真実」と「幸せの雨傘」の差

アマプラに、是枝監督の「真実」が着ていたので観ましたがイマイチでした。せっかくのドヌーブが生きてません。是枝監督は、時々こういう映画を撮ります。「誰もしらない」とか「万引家族」のようにヒリヒリするシビアな映画は、私は心を激しく揺さぶられま…

早稲田松竹でアルモドバルの新作を観てきました

ペインアンドグローリー、コロナ禍で、今年6月のロードショー公開に行けずに、名画座落ちしてくるのを待っていました。 アルモドバルの自伝的な映画の3部作の最後ということです。主人公は、アントニオ・バンデラスが演じていますが、正直、アルモドバルはそ…

私は若者が嫌いであると言える山田五郎が素晴らしい

私は山田五郎が好きです。アートとモード対する豊富な知識と巧みな話術、更に高尚な下ネタもOKで、今の日本における最高の知識人だと思いますが、それにも増して好きな所が、「俺、若い奴好きじゃないから、若い奴とつるまないし、興味がない」と言い切って…

湿度が高くて身体が辛い

現在、台風が近づいているので、気温はそんなに高くないですが、湿度が99%と不快感マックスです。 私は、湿が高くなると、とにかく身体が不調になるので、今日は、終日エアコンをドライ設定にして、家でYou tubeを見ていました。 エアコンは、冷房よりもドラ…

ナショナルギャラリー展に行ってきました

国立西洋美術館で、ロンドンのナショナルギャラリー展が開催中です。夜7時からの時間指定で観てきました。夜なので、だいぶ涼しく、上野の森を散歩するのも気持ちよかったです。 コロナ対策で、時間指定の予約になったのが幸いして、それ程混雑しておらず、…

恵比寿ガーデンプレイスはどうなるのかな

恵比寿ガーデンプレイスの三越が来年の2月に閉館されるので、併設の映画館はどうなるのかな?と思っていましたが、やはりこちらも閉館とのこと。 私は、こちらの会員になっているので、メールでの連絡がきました。以下、抜粋です。 恵比寿ガーデンプレイス内…

静岡朝日TVが攻めている

コロナが怖いので、東京を早々に離れて、静岡の実家に避難していますが、ローカルTV局がおもいろいです。 特にテレビ朝日系列の静岡朝日TVは、地方局なのに、なかなか攻めています。 マツコデラックスが、初めて地方局製作の特番に出て、しかもゴールデンに2…

7月は家に引き篭もってPTAの映画を観ていました

異常気象ですね、7月はずっと雨が降っていて気温も上がらず、しかも、コロナのせいで、完全に引き篭り状態でした。 それで、有り余る時間を何に費やしていたのかというと、Paul Thomas Anderson、略してPTAの全映画8本を、制作順に観ました。 今年の春に、ス…

コリーニ事件を観てきました

恵比寿ガーデンシネマで、コリーニ事件を観てきました。 ユダヤ人虐殺が出てこないナチスドイツの罪 ナチスドイツを断罪する一番簡単な方法は、ユダヤ人のホロコーストに焦点を合わせて非難することです。しかし、それでは一部の狂信的な犯罪者に全責任を負…

アマプラにファスビンダーのケレルがきている 😵

私は、西ドイツ時代のニュージャーマンシネマが好きです。ヌーベルバーグ、アメリカンニューシネマと同じカテゴリーですが、フランス、アメリカにはない政治的な不安定とエログロのエッセンスが強いところが好きです。世界大戦で負けて国が分断されるという…

コロナ自粛対策で昔のTVばかり見ています その3

40代にハマったTVです。ROME これはリアルタイムでは観ていないです。バンクーバーオリンピックのシーズンに、フィギュアスケートの安藤美姫選手が、フリースケートでこのTVシリーズのテーマ曲を使っており、テーマが「クレオパトラ」で話題になったのがきっ…

コロナ自粛対策で昔のTVばかり見ています その2

自分が過去にハマったTVドラマをアマプラで見るシリーズで、今回は30代にハマったドラマです。 Sex And The City (SATC) 30代の頃に勤めていた会社が、外資系コンサルティングファームで、その時の上司が日系アメリカ人の女性でした。今思い出しても、とんで…

コロナ自粛対策で昔のテレビシリーズばかり見ています その1

コロナで外出自粛中のため、相変わらずアマプラ三昧です。昔のアメリカのテレビシリーズを見返しています。 自分が20代、30代、40代の時にそれぞれハマったドラマを見返しています。 その頃の記憶も一緒に蘇り、結構おもしろいです。 今日は20代でハマったド…

ネットヒステリーにうんざりなので、メランコリアを見る

ブログもTwitterも、ヒステリックにコロナ騒動で騒いでいます。 私は、元々地上波TVほぼ見ないのですが、たまたま朝8:30くらいにテレビ朝日つけたら、凄い勢いで、出演者同士が喧嘩していて、もはやディベートとかじゃないレベルです。ネットで色々調べると…

Amazon Primeベルイマンが来ている

相変わらず、相場大荒れですが、私は2週間前の下落の時点で、気絶投資法を選択したので、今自分の資産がどれほど下落したのか正確には分かっていません。 まあこれも、債権+Reit+株は現物のみ、FXは低レバレッジで運用しているからなんですが。さらに、今回…

カルトムービー復活の日を観る

昨日の土曜日は、コロナの外出自粛と、昼から雪が降るという悪天候が重なってしまい、朝からアマプラです。 それで、このタイミングで観るのにピッタリの映画は、「復活の日」でしょう。 これは歴史に残るカルト映画です。公開時(1980)以来、40年ぶりに観ま…

引き篭もりの日々

今年は暖冬と言われていましたが、ここ1週間は結構寒く、またコロナウイルス騒動もあり、ずっと家に引き篭もっています。 そうこうしているうちに、花粉が飛び始めているようで、しかも巷ではマスク不足なので、出不精に一層の磨きがかかっています。 京都と…

バレエの伝統芸の素晴らしさについて考える

アーモンドアイの次走がなかなか発表されないので、イライラしていましたが、ようやく今日発表されました。やはり香港カップでした。 しかし、先週からずっとしびれを切らして待っていた私は、昨日の晩にとうとうあきらめて、12月のバンコクのエアチケットを…

タランティーノの最初の3本は素晴らしい

タラちゃんの新作公開に合わせて、スターチャネルの9月特集で、タラちゃんの「キルビル」以外の全部の映画を連続放映しています。スターチャネル頑張ってるなあ。 それで、改めて、一番初めの「レザボアドックス」から順番に見ていますが、最初の3作は、お世…

タランティーノの新作は微妙

9/1の映画ディスカウントの日に、タランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見てきました。が、正直微妙です。 まず、「シャロンテート殺害事件をモチーフにしたフィクションだ」と謳っているにしても、流石に、ラストシーン…

新国立美術館のウイーン・モダン展に行ってきましたが

予想通り、残念な企画展でした。正直、時間とお金の無駄だったかと。 サブタイトルに、「クリムト、シーレ」と記載されているので、この2人の作品がメインのように見えますが、これは明らかにミスリードさせるマーケティングです。 提携がウイーンミュージア…

東京交響楽団672回定期演奏会@サントリーホール

7/20に、東響の定期コンサートに行ってきました。目玉は、リゲティのレクイエム。 指揮はジョナサンノットです。この人レパートリーが物凄く広いですが、得意なのは近現代です。特に、リゲティに関しては、リゲティ本人からお墨付きをもらっており、ある意味…

国立西洋美術館の常設展に行ってきました。

土曜日で混雑しているだろうとは思いながらも、上野の西洋美術館に行ってきました。目的は、松方コレクション展でしたが、チケット売り場の行列に並ぶ人たちが、お年寄りばかりだったので、(しかし、どうしてお年寄りは、モネとルノワールが異常に好きなんで…

ルイスブニュエル特集に行ってきましたその2

ルイスブニュエル特集の後半です。ブニュエルの特徴を要約すると、 シュールレアリズム アンチブルジョア アンチクライスト の3つの軸で語れるのですが、2作品ともその軸が色濃く出ていて、難解という割には、実は大変分かり易い作品でした。でも全く心は動…

ルイスブニュエル特集に行ってきました

今週、早稲田松竹で、ルイスブニュエルの特集をやっていて、2日連続で見てきました。 というのも、全部で4本上映で、1日2本ずつをセットで上映していたからです。以下は、初日に見たカトリーヌドヌーブ主演の2本の感想です。 昼顔 エロチック+シュールレアリ…

ビクトル・エリセ 監督の回顧展

早稲田松竹で、ビクトル・エリセの特集を今週末までやっていると聞いて、台湾からの帰国当日ですが、高田馬場までいって、2本見てきました。ああ、疲れた。 ビクトル・エリセですが、寡黙な監督で、50年近いキャリアがあるのですが、長編は3本しか撮っていま…

2.28事件と悲情城市

大学生の時に、「悲情城市」を観て衝撃を受け、それから台湾に足繁く通うようになりました。 「悲情城市」は私の中では、ライフタイムのTop10に入る映画です。 映画は、2.28事件で犠牲となる台湾の有力一家の話です。 2.28事件は、第二次世界大戦後に、日本…