ナショナルギャラリー展に行ってきました

国立西洋美術館で、ロンドンのナショナルギャラリー展が開催中です。夜7時からの時間指定で観てきました。夜なので、だいぶ涼しく、上野の森を散歩するのも気持ちよかったです。

コロナ対策で、時間指定の予約になったのが幸いして、それ程混雑しておらず、おかげでじっくりと鑑賞することが出来ました。が、今回は、正直微妙です。持ってきたコレクションが微妙なんですよね。
目玉は、ゴッホの「ひまわり」とフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」でした。
しかし、ゴッホは他の作品、例えば「星月夜」のキ○ガイ一歩手前のヒリヒリとした切実感の方が私は好きで、「ひまわり」はちょっと違うなと。まあゴーギャンの寝室に飾ろうとして描いた絵だから、多幸感に包まれてウキウキだったんでしょうけど。
フェルメールは、対になる「ヴァージナルの前に立つ若い女性」と一緒に観たかったという想いです。ロンドンのナショナルギャラリーで両方見比べて観たのですが、私は、立つ方が好きです。

そうはいっても、私のお目当てはベラスケスとエルグレコで、こちらは全く人気なく、誰に邪魔されることもなく、独占的に観ることが出来たました。特にベラスケスは若い頃の作品ですが、すでに構図が、「ラスメニーナス」と同じで手前と奥の2重になっていておもしろいです。

帰りに上野広小路駅までアメ横を通っていったのですが、居酒屋は、もはやコロナに関係なく土曜夜の通常営業になってました。屋外に椅子とテーブル出してるとはいえ、異常なまでの接近距離で、誰もマスクせずに大声で話していて、ツバ飛びまくりです。誰か一人でも陽性者がいたら、簡単に広がるでしょうね。怖い怖い。