7/31 読響 サマーミューザ@ミューザ川崎

指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ:鈴木愛美

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op. 37
ワーグナー(デ・フリーヘル編):楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』~オーケストラル・トリビュート

週末金曜日の夜公演という美味しいタイムスケジュール。そういえば、来週月曜日のN響も夜公演で、集客力と格のあるオケには、優先的に良いタイムシートが割り当てるのかな?そう考えると在京トップ3の残りの都響が不憫でならないです。


サマフェスのお手軽さとは無縁の、16型大編成オケによるゴージャスな音を鳴り響かせた読響、格の違いをスマートに見せつけました。 

前半ベト3のピアノコンチェルトは、日本人初の浜松ピアノコンクール覇者の注目の若手の登場。日本トップクラスのオケとの初共演でしたが、全く緊張していない様子で、終始落ち着いた冷静な音作りで魅了しました.特に第二楽章の一音一音の打鍵の美しさは驚異的。ただ、もう少し、強弱のダイナミクスがあると、あっさりとした印象から、ベートーヴェンの泥臭い情熱みたいなものが感じられたかも。
まだピアニストの個性見えてこない段階で、今後、ソロリサイタル聴いてみたいです。この後は、ショパコンとかエリーザベトとか狙うのかな。

後半のマイスタージンガーは、ワーグナー指揮者が振るとこんなにゴージャスな音になるのね、という見本のようなワーグナーでした。今、日本でワーグナー聴くなら、このコンビがベストだと思います。オペラのオーケストレーション版は、途中で飽きるパターンが多々あるのですが、そういうことが全くない。クライマックスへ向けての構成の積み重ねが見事で、最後に前奏曲に帰結するところで感情が爆発します。それにしても、ワーグナーは悪魔的で劇薬。

サマーミューザ一回限りは勿体無いなあ。サントリーの定期でやって欲しいです。

当然のようにソロカーテンコール(一般参賀)あり。