2/11 都響プロムナード@サントリーホール

指揮/エリアフ・インバル

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
ベートーヴェン交響曲第8番 ヘ長調 op.93
ドヴォルザーク交響曲第8番 ト長調 op.88

先週の金曜日夜に、小澤征爾さんの句報が流れてきました。近年は、サイトウキネンのアンコールに車椅子で登場するところをお目にかかっていたのですが、あらゆる意味で日本を代表する偉大な音楽家でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。 

ところで、今日は、小澤さんと同年齢のインバル爺の都響を聴きに溜池まで行ってきました。

インバル、とても来週88歳になるとは思えないほど元気です。筋肉質的かつ鋭角なタクトも一向に衰えることなく、まさにインバル+都響の作り出す爆音+美音でした。リズムが、指揮とオケでピタリと決まるのでとにかく気持ちがいい。
結局のところ、都響は、大野さんではなく、インバルのオケだという想いを強くしました。

ちなみに、去年の春、台北のオケでインバルを聴きましたが、

都響と比べると、やはり差があります。GDPでは肩を並べたといっても、文化的な成熟度は日本に追いつくのは数十年かかるのかな、というのが正直な感想。
今日のプログラムは、前半がベートーヴェンの8番で、後半がドボルザーク8番。合わせて、88ということで、これは88歳の誕生日に引っ掛けているのね、ということに後で気がつきました。それで、オープニングも、祝典序曲だったのね、というオチ。
帰りは、時間があったので、近くの麻布ヒルズを散策してきました。ただ、ここ、非常に微妙な商業施設です。

詳しくは別の機会にでも書きます。