R.I.P. 坂本龍一さん

坂本教授が、3/28に亡くなっていたことが、4/2にアナウンスされました。
50代で、ニューウェーブを聴いて育った人間で、教授の影響を受けていない人は恐らくいないんじゃないかな。私もその一人で、YMOからソロ活動まで、新譜が出れば普通に聴いていましたし、私は、矢野顕子のファンでもあり、かつ、ベルトルッチのファンでもあるので、20代は、あらゆるところで教授の作る音が溢れていました。

教授のキーボードプレイヤーとして一番凄いと思うのは、矢野顕子の「Good Evening Tokyo」です。これは今でも日本のロックバンドのライブCDとしては、私にとっては今のところ、永遠のNo.1です。メンツが、教授、ユキヒロ、小原礼窪田晴男吉川忠英で、ラストには大村憲司まで出てきます。全員がとにかくめちゃくちゃ上手い。「わたしたち」では、教授の天才的なキーボードソロが聴けます。これはぶっ飛んでいます。

それにしても、教授、ゆきひろ、大村と3人も鬼籍に入ってしまったんですね。辛いなあ。

ソロで一番好きなのは、「未来派野朗」です。これ版権の問題で、再販も出来ないし、ストリーミングサービスにもありませんが、教授のセンスが爆発しています。「大航海」は今聴いても最高にクールです。80年代の日本のニューウェイブってこんなに格好良かったのね、と思い出させてくれます。

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サントラでは、「Merry Christmas Mr/ Lawrence」も「Bibono Aozora(バベル)」も「Last Emperor」も素晴らしいのですが、個人的に今でもよく聴くのは、「Little Budda」の「Acceptance」です。これは、Lyrics付きが素晴らしいです。

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歌詞が素晴らしいです。心を落ち着かせたい時にこの曲を聴きます。私にとっての究極のヒーリングミュージックです。

教授は71歳で亡くなりましたが、最後の10年間はガンとの闘病生活で、健康寿命は、60歳前半までだったそうです。自分の年齢(55歳)を考えると、今出来ることを楽しむべきだなと強く思いました。

改めて、R.I.P. 坂本龍一