8/2 都響サマーミューザ@ミューザ川崎

連日、40℃近い酷暑ですが、川崎(遠い)まで、都響を聴きにいってきました。

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演目は、プロコの「古典交響曲」、ビゼーアルルの女」、ラフマ「交響的舞曲」でした。おもしろいのが、曲が進むにつれて、オケの編成が、12型→14型→16型と増幅していくのですが、どの編成も、その編成に見事にオケがはまっていたことで、多分ここはオケも意識していたと思います。 

「古典交響曲」これは12型の軽さがピッタリです。プロコの初期作品で、古典という皮を被っていますが、明らかにプロコの特徴(目眩く転調)が出てきます。

アルルの女」タケシがピックアップしたオリジナルの組曲でしたが、アダージェットは美しいし、ファランドールは狂乱感がよく出ていて、単純に楽しいです。タケシが指揮棒持たずに、指揮台で踊りまくってました。

メインプログラムは「交響的舞曲」。この曲は、アメリカ人指揮者が振ると、一味変わります。今日の都響は、フィラデルフィアみたいでした。音がとにかくゴージャスでキラキラしてました。16型のスケールの大きさがよく出ていました。それにしても、都響は、相変わらずですが、弦が抜群にいいなあ。 

サマーミューザ、お祭りなので少々ナメてたのですが、ダブルコンマス(矢部さんと山本くん)だし、タケシ気合い入りまくりだし、とても良いコンサートでした。カーテンコールで、タケシ+矢部さん+山本さんが揃って一般参賀に出てきましたが、これは納得でした。 

惜しむらくは、客席が6割程度だったことですね。平日夜+コロナ大流行という最悪の条件なのでしかたないですが。

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