東京交響楽団@オペラシティ 特別公演 5/22

今回は、去年の年末のように、SNS上での事前の顔出しが一切なかったので、「本当に来てるのジョナサンノット?」と半信半疑でしたが、まあ、ちゃんと出てきました。 

前半は、Jアダムズとドビュッシーという近現代モノ。Jアダムズの「チェアマンダンス」は、ミニマルミュージックと新ロマン主義の合体という感じで、とても気持ちいいです。このまま永遠に聴いていられるという感じ。アダムズが、ミニマムミュージックの中でも人気があるのもよくわかります。 

ドビュッシーは、最晩年の「遊戯」で、ドビュッシーもこの頃になると、もう無調の世界に突入しています。オーケストレーションの鮮やかさは流石でした。

後半のマーラー4番は、ノットは振り慣れているからだと思いますが、譜面なしで実に流暢な指揮でした。ノットの表情が豊かで、オケを完全にコントロールしていました。ホルンとオーボエが相変わらず良い仕事してましたが、今回はコンマスのニキティンの活躍が目立ちましたね。当たり前ですが、やっぱり上手い。ソプラノ独唱の森さんは、貫禄を感じる美魔女ですが、天上の音楽に相応しい透明感ボイスです。しかし、あのドレスを着こなす日本人はなかなかいないでしょう。 

ところで、私は今回、最前列の中央の席で聞いたのですが、このホールは、前の方だと音のバランスがイマイチです。後日、ニコニコ動画タイムシフトで改めて見返したのですが、ニコニコ動画の方が音のバランスは良いです。クラオタの夏野氏が良い仕事してます。

全体的に、感動的なコンサートでした。ノットの一般参賀が2回もありました。皆さん待ってたんですね。木曜日は、いよいよ川崎ミューザでTITANです。ホルン凄そうだな。