東京交響楽団@オペラシティ5/16公演

指揮者、ピアニストが、それぞれ大植英次氏(指揮者jと北村朋幹氏(ピアノ)に変更。でもセトリはそのままでした。ただ、指揮者には、それぞれ得意・不得意レパートリーがあるので、今回のような場合は、セトリ変えてもいいんじゃないかなと思います。特に前半。

一曲目の武満作品は、指揮者があんまりしっくりこない感じで、ちょっと違和感あり。

二曲目のバルトークのピアコン1番は、ピアニストが大熱演でしたが、オケのキレが正直イマイチ。東響は5月公演がとても多いので、ちょっとお疲れ気味という感じでした。特に、第一楽章は結構バラバラな感じ。第二、第三で持ち直しましたが。 

後半は、ブラームスの2番。これは、先日のチャイコフスキー4番ほど大植氏独自の演歌っぽい解釈はなかったのですが、よく言えば堂々たるブラームス、裏を返すと昭和のブラームスという感じでした。コンバスが8本入っているので、弦のバランスが基本的に重い感じです。ブラームスも最近は軽いのが主流なので、これはこれで新鮮でしたが。  

総体として満足な公演でしたが、正直なところ、やはりノットで観たかったな。特にブラ2。