7/25 メランコリア

ラースフォントリアの鬱三部作の二作目です。実は、WOWOWで放送した時に、家庭用ビデオにも収録済みで、コロナ規制が厳しい頃、鬱な気分になるとよく観ていました。が、大画面、大音量で観るのはやはり格別です。

冒頭の8分間ですでに心を持っていかれます。「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲に載せて超自然現象の美しい映像が続きます。このプロローグはすでに伝説となっていて、You Tubeでもそこだけ切り取って上がっています。

www.youtube.com

以前にもブログで記事にしたので、内容についてあまり追記することはありません。しかし、ストーリーの中で繰り返される監督の主張「地球は邪悪な存在」+「地球以外に生命体は存在しない」=「地球が滅亡すれば、邪悪なものは全てなくなり美しい平和が残る」という考え方は、鬱患者に特有のもので、裏を返せば、気分が落ち込んで鬱になっている時には、この映画は非常に危険だなと思いました。

t2mercury.hatenablog.com