ヴィットリオ・ストラーロを4Kで観る喜び

7月のAmazonのセールで、東芝REGZAの55インチ4Kテレビが安くなっていたので、思わず購入しました。大画面で映える映画を色々と見まっくているのですが、やはり最後は、ヴィットリオ・ストラーロのカメラに行きつきました。

まずは、「地獄の黙示録 ファイナルカット」。これは、先月NHK BSでやっていました。監督のコッポラが、2019年に再編集して4K化しました。「地獄の黙示録」はバージョン違いが色々あって、劇場公開バージョン(短)→超ロングバージョン(長)ときて、今回のファイナルカットは、中間の3時間弱です。それでも長いですが、映像が圧倒的で、3時間であることを忘れます。
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いやあ、凄すぎます。CGを使わずに、これをよく撮れたなあ。フィリピンのマルコス独裁政権下で、フィリピン政府の全面協力下での撮影ですが、ここには、SDGsとか環境保全とかサステナビリティとかの意識がこれっぽっちもありません。まさに、撮りたいものを妥協なく撮る、というスタンスです。何しろ、撮影でジャングルひとつナパーム弾で燃やしちゃいますからね。これは、今のハリウッドでは、2度と撮れないでしょうね。

次は、U-Nextにきているベルトルッチの「暗殺の森 4Kレストア版」
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青色で撮影されるパリが美しすぎます。ヨーロッパの美と退廃が完璧に表現されています。ドミニクサンダの美しいこと。

4Kなんて大したことないだろうと舐めてましたが、全くの誤いでした。なんでもっと早く導入しなかったんだろう。今年の夏は暑くて外に出る気が起きないので、このまま映画三昧で過ごそうかなと思います。

そういえば、今週は、NHK BSで、ベルトルッチの「ラストエンペラー」もやります。これも、カメラは当然ヴィットリオ・ストラーロです。中国に行っても、映像がイタリアっぽくて素敵です。
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