イーロンマスクの評価

先週の米国株は、結局大した動きはなく、今後のトレンドがわからない完全なボックス相場になっています。こういう時は放置が一番ですね。

為替も一気に円高に振れましたが、気が付けば1ドル=140円まで戻しているので、こちらもしばらくは放置かな。

ところで、イーロンマスクがTwitterを買収してから、色々なニュースが飛び込んできています。社員半分をレイオフ、とか、日本法人のマーケは全員レイオフ、とか、オフィス強制出社、とか、週80時間労働を強制、とか、オフィスのカフェスペースでの無料ランチ廃止、とか。

日本では、いずれもネガティブに報道がされていますが、株主視点からは、私はこれらの施策を高く評価します。Twitterは非上場になりましたが、上場していたら、このタイミングで株購入していると思います。

まず、会社は社員のためにあるのはなく、株主の利益を出すことが目的であり、マスクはそれを忠実に実行しているだけです。Twitterは買収前は赤字決算だったので、コスト削減は当然の施策だと思います。

次に、社員に猛烈に働くことを強要していますが、これも、私にしてみれば、社員が高級取りなのだから当然だと思います。私は、外資系企業勤務が長かったのですが、日本の外資系企業では「完全裁量労働制」という制度によって、「働く時間は自由です、結果のみで評価します」という建前がありますが、結果を出すためには、結果的に長時間労働を強いられるので、週60時間くらいは普通に働いてました。

日本企業が自社のホワイトな部分をアピールする際に、よく「社員は会社の一番の財産ですから・・」という枕詞があますが、前からこれは気持ち悪かったです。そもそも雇用されている労働者側としても、「お前の財産の一部の訳ねえだろ、奴隷じゃないんだから。労働の対価を給料と交換しているだけだし。」という意識が強くありました。社長レベルでこういうことを言う会社とは、あんまりお付き合いしたくなかったですね。

イーロンマスクのせいで、Twitterはもう終わり、とか言ってる日本の左巻系の論者がいますが、彼は一流のビジネスマンなので、買収した会社をみすみす潰すようなことはしないでしょうね。

私は、Twitterの未来は、Facebookよりもはるかに明るいと思っています。