1/15 N響定期A@神南

ビゼーシチェドリン編)/バレエ音楽カルメン組曲
ラヴェル組曲マ・メール・ロワ
ラヴェルバレエ音楽「ラ・ヴァルス」

指揮 : トゥガン・ソヒエフ

渋谷の紅白歌合戦ホールに1年ぶりに行ってきました。そういえば、1年前もソヒエフでした。

一年前は、客入りもイマイチで、正直寂しかったのですが(内容は素晴らしかったです)、今年は広いNHKホールがほぼ満員という盛況ぶり。流石、「ウイーンフィル」が選んだ指揮者、という宣伝効果なのでしょうね。N響は、秋のブロムシュテッド、冬のソヒエフ、と確実にホールを埋められる二大エースを獲得できたことになりました。しかしその反面、首席指揮者様の不人気ぶりが悪目立ちしています。今日も、終演後に、定期会員と思われる方々が、口を揃えて、「ルイージより全然よかった」とおっしゃってました。ルイージも歌心にある良い指揮者なんですけどね、オペラ指揮者は基本的なところで、N響とは合わないのかな。N響って、都響と違って、オペラのオーケストラピットには絶対入らないから。

前半、ビゼー/シチェドリンの「カルメン組曲」は、もうロシアの土着の匂いが漂ってきて、私の脳内で、モロゾフ振付の安藤美姫がステップ踏みまくってました。↓

ソヒエフがタクトを振ると、デッドホールと悪口叩かれるNHKホールでも音がスッキリと響くんですよね。彼は、このホールの響かせ方を熟知していると思いますね。

後半のラベル二曲は、N響が、トゥールーズ管弦楽団のようなゴージャスな音を出していました。これもソヒエフマジックなのでしょうね。


半端ないブラボーの歓声。で当然のように、一般参賀ありました。

新年最初のコンサートで、とても幸せな気分になれました。  
ところで、来季のN響の定期公演スケジュールが発表されたのですが、来季、ソヒエフで、ショスタコービッチの7番「レニングラード」です。これはヤバいです。必聴です。