長崎に旅行してきました

今年の三月は花粉症が酷く、出来れば外に出たくはないのですが、家族旅行ということで、前から計画していた長崎に行ってきました。

ANA便で羽田から長崎空港まで1時間45分で、そこから高速バスで市街まで約30分。福岡レベルでなはいですが、それでも近いですね。会社の出張で日帰りしている人とかいそうです。

長崎を訪問するのは初めてなので、代表的な観光地を巡りました。まずは眼鏡橋

綺麗にめがねになっている橋

がっかり観光名所だよ、と事前に言われていましたが、水辺周辺も整備されていて綺麗で、散歩が楽しい場所でした。

次は平和記念公園

記念館も訪問しましたが、色々考えさせられました。長崎は、三菱の造船所があるから狙われたんだろうな、とか、当初の第一標的は小倉だったが、原爆投下当日の小倉上空の天候が不順で、急遽長崎に変更となったそうで、運命って残酷だな、とか。

それから、旧市街に移動して、孔子廟→グラバー亭→大浦天主堂を巡りました。

グラバー亭からの眺め、外人はどこでも景色のよいところが好きなようです

グラバー亭前の景色が一番よい高台に、蝶々夫人の噴水があって、「ある晴れた日に」の舞台を再現していました。オペラ好きだと、自然と頭の中で、あのメロディーが流れますね。

登りの坂が思いの他しんどく、グラバー亭頂上ではすっかり疲れてしまい、帰りの下り坂の途中にある大浦天主堂の写真を撮るのを忘れてしまいました。

夜は夜景が綺麗でおすすめ、と事前に聞いていましたが、昼間の観光でかなり疲れてしまい、夜景ポイントまで行くのが結構面倒なので、近場のチャイナタウンで夕飯をとって、後ははホテルでくつろいでいました。

長崎は坂が多く、海に面して路面電車も走っており、サウダージを感じさせる街です。リスボンによく似ているなと思いました。同じことを、吉田修一先生も書いています。

吉田先生は長崎出身で、長崎を舞台にした以下の小説がおすすめです。

www.shinchosha.co.jp

チャイナタウンで、ちゃんぽんと皿うどんを日替わりで堪能して、おそらく普段より2~3Kg増えていると思います。怖くて体重計には乗っていません。

最終日は軍艦島に行こうと思って、前日夜にツアー検索をしたのですが、どこも売り切れでした。人気ありますね。

長崎市内は、高校生や大学生の観光グループがとても多かったです。大学生は卒業旅行でしょうが、高校生が多いのは、最近の就学旅行の時期が変更されているのでしょうか。

人口40万の小さな町ですが、歴史がとても長いので、結果的に文化レベルがとても高いです。観光地として人気なのもわかります。

最終日、軍艦島の代わりに行った県立美術館。スペイン美術のコレクションが素晴らしく、隈圭吾設計の建物は素晴らしくモダンです。

ルーフトップが庭園になっていて、ここの景色も海が一望できて素晴らしいです。