指揮:大友直人
チェロ:水野優也
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」
2ヶ月ぶりの生オケです。
今年の夏は、サイトウキネン+ジョンウイリアムズの公演が、松本、東京の2つとも抽選に外れてしまい、やさぐれていました。
9月中旬で、まだまだ残暑厳しいですが、オケの生音がそろそろ聴きたくなってきたので、チケットの安いお手軽なコンサートに行ってきました。
まさに、名曲全集というタイトルにふさわしい王道プログラム。メインがチャイコ6番なので、会場もそれなりに埋まっていて8割くらいでした。
前半ドボのチェロコンチェルト、大変美しい旋律とオケとのハーモニーでした。水野君は、とても繊細で美しい音を出します。ただ、ちょっとパワー不足かな。ソリストとしての力強さは、歳をとることで徐々についてくるのでしょうね。
後半のチャイコ6番は、もう誰もがお気に入りのCDがあるはずで、どうしてもそれとの比較になってしまいます。私の場合は、カラヤンBPOですが、BPOに比べると、色々と斬新でした。第一楽章そんなに走るんだ、とか。第二楽章ゆらゆらで自由すぎるとか。全体としてはコンパクトに纏まっていて、変な言い方ですが、重くない「悲愴」でした。
今回安い席を狙ってP席にしたので、金管のやらかしがよく分かりました。でも最小限でしたけどね。後、ミューザのP席はやはり安席の割に音がいいです。サントリーとは全然違う。
第四楽章の終焉の余韻をぶち壊すフライング拍手はちょっと酷かったですね。これが川崎の民度なのかなあ。