よりにもよってGW開けの新元号のビジネス初日の午後から、楽天銀行のWeb関連のサービスが全く使えなくなっています。現在、20時を過ぎていますが、未だにレスポンスが非常に悪いか、エラー表示され、使い物になりません。銀行のホームページには、小さくお詫びのメッセージが出ているだけで、復旧の見込みの記載がありません。
予想通り、本日トルコリラが暴落したので、FXでロスカットに巻き込まれそうな投資家が、楽天銀行からリアルタイム入金しようとしても出来ない状態です。これは、後々問題になるだろうなと思います。最悪、ロスカットの補填とかするのでしょうか。
更に、本日はカード決済の引落日なので、入金出来ずに、残高不足で引落が出来ない人は、信用情報に傷がつくのでしょうか。
インターネットで完結することが売りの銀行が、インターネットが全く使えないとは悪い冗談です。ATMは使えます、と言ってますが、誰も使わないですよ。
楽天Financial グループは、証券、銀行、カードの組み合わせで、かなり先進的なサービスを実現しているのですが、正直アクセルを踏みすぎて、許認可の金融機関のシステムとしては、信頼性が標準レベルに達していない感が否めません。実は、4月の下旬にも、楽天証券で、米国株の相場中に約定出来ないという不具合があり、これは、接続側の問題だったと、その時に注文が入っていたユーザーだけに、メッセージしていました。(私は、ずっとAT&Tを注文していたので、メッセージを受け取りました。)
恐らく、新元号+10連休明けでトランザクション増大する状況をシミュレーションしたシステムテストの品質が低かったのでしょう。システム担当部署は、責任者の執行役員からテスターの新入社員まで、今必死で対応中だと思いますが、これだけ長期間、サービスが実質停止すると、監督庁の指導が入らざるを得ないし、何人かは更迭されるでしょうね。