日本ダービー@東京競馬場

ここ1年くらい、東京競馬場で実施されるG1レースの指定席(スマートシート)が、ネット予約の抽選で外れて続けていました。結局、去年のイクイノックスの天皇賞秋もジャパンカップも現地で見れずじまい。
先週のオークスも外れてしまい、こりゃ東京競馬場で開催されるG1はダメだなと思っていましたが、なんとダービーで席が取れました。

この年になると、指定席がなければ競馬場には行きません。地べたに新聞紙ひいて長時間座るなんて、腰が痛くなって無理です。

小田急線沿線に引っ越してから、初めての府中ですが、登戸でJR南武線に乗り換えて、6駅足らずなのでとても楽ちんでした。東京(山手線内)に住んでいた頃は、まず新宿に出ないといけないのが面倒で、結局片道1.5時間くらい掛かっていました。今回は、新居から1時間かかりませんでした。

それで日本ダービー。無料パンフレットの作りも心なしか豪華。

ダービーデイですが、東京競馬場は、昔ほどは混んでませんでした。昔は殺人ラッシュ並みに酷かったですから。

肝心のダービーは、56歳のノリが直線インつきの名人芸炸裂で、9番人気のダノンデサイルが圧勝。ノリは今回でダービー3勝目ですが、勝ったレースは全て直線インつきで、この人はダービーの勝ち方を知っているなと思いました。それにしても、御年56歳のダービー制覇です。世界的に見ても最年長記録でしょう。

ダノンデサイルの返し馬、いい感じに力が抜けているキャンターです。


1番人気のジャスティンミラノは、好位ポジションをキープして、直線は外目に出して追い出すという教科書的な騎乗でしたが、ノリの名人芸に一本とられた形です。戸崎は、これで3回目のダービー2着。運がないですね。どうも、蛯名ポジションに収まりそうで、ダービー勝てずじまいになりそうな嫌な予感がします。

それにしても、ディープインパクト父系の親子孫3代ダービー制覇という史上初の夢を打ち砕いたのが、エピファネイア産駒というのが、ブラッドスポーツとしての競馬の面白さです。十数年前にエピファネイアが勝利目前のところを外からキズナに刺されたリベンジを10年越しに果たしました。

表彰式で、ノリと社台ファーム吉田照哉氏が仲良く並んでいるのを見て、一気に二十年くらいタイムスリップした感じです。私のようなオールドファンには堪らないショットです。 

それで、肝心の馬券は、ジャスティンミラノを一頭軸に、2〜5着までの3連単を持っていたのですが、肝心のダノンデサイルを入れておらず撃沈。しれでも、レイデオロ産駒のサンライズアース(4着)を馬券に入れていたのはちょっと自慢したくなります。池添よくやった。
初年度にして種牡馬失敗の烙印を押されつつあるレイデオロですが、新種牡馬の中ではダービー最先着で、面目は保てたと思います。

勝馬関係者によるヴィクトリーパレード。去年から始まりましたが、なんかまだしっくりこない。