緑内障の日帰り手術を受けてきました

今月は不動産購入のビッグイベントと合わせて、もう一つのビッグイベントがありました。緑内障の手術です。
主治医の先生からは、もう何年も前から「手術しなさい」と診察の度に怒られていたのですが、「目にメス入れて切り裂いて房水の流れをよくするバイパスを作る」手術なんて想像するだけで、ガチの震えが来て無理。いつもお茶を濁して、やんわりと拒否してきました。
しかし、最近、目に人工のインブランドのチューブを入れて、房水の流れを改善する術式「プリザーフロ マイクロシャント」法が保険適用されるようになり、この術式だと、軽微な手術で済み(手術時間30分以内)、出血も少なめで、日帰り手術OKということで、覚悟を決めて手術してきました。
私の主治医の先生は、緑内障における日本の権威の方で(こう書くと、緑内障の人にはどこの病院かすぐに分かると思いますが)、手術のスケジュールが先々まで詰まっており、手術すると決めたのが去年の10月で、その次点で予約が取れたのが半年後の3月でした。

手術は午前中に実施です。軽微な手術とはいっても、人工のチューブを目に挿入するので、目にメスは入ります。手術前は緊張のピークに達して、血圧が110-190というとんでもない数値になったのですが、看護婦さん曰く「だいたいの人が緊張でそうなる」とのこと。
手術室では、局部麻酔をかけられて、何か目をグリグリやられてるな、という感触で20分くらい経過したら無事終了し、しばらく休息をとってから、午後に帰宅して、その後は家で安静にしていました。
当日は、麻酔が切れると軽い鈍痛が来たので、家にあるロキソニンを飲んでひたすら寝ていました。これも病院からの指示で、「痛みがでる人もいるから、その場合は市販の鎮痛剤を飲んでください」ということで、鎮痛剤は処方されず、コロナワクチンの時に予防で入手したロキソニンで対応しました。その程度の緩い手術です。
ただ、感染症のリスクはあるので、手術後3日間は、毎日診察があり、今も通院しています。
現在、目の中に多少のゴロゴロ感があるのですが、出血も止まり、痛みもなし。そのうち慣れると思います。
手術前後の状況がどうなるか不明だったので、新国立の「トリスタンとイゾルデ」は泣く泣くあきらめたのですが、今の状況なら5時間の長丁場も問題なかったろうな、とは思います。
その代わりといってはなんですが、今週末、「東京・春・音楽祭」で、N響+ヤノフスキが演奏会形式の「トリスタン」をやるので、有料のライヴストリーミングでゆっくり堪能しようと思います。
しかし、同時期に、東京で、都響N響が「トリスタン」とは、なんともゴージャスなラインナップです。梯子している人も相当数いるのでしょう。なんといっても、19世紀以降の西洋音楽の頂点ですからね。