36年ぶりに劇場でStop making senseを見る

渋谷のミニシアター系で夜一回だけの短期間上映に加えて、占有率50%制限のため、とにかく予約がとれないのStop making senseでしたが、予約開始の夜中0時にPCの前にスタンばって、何とか席を確保できました。 

最初にこの映画を見たのは、高校3年生の夏で、歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうでした。それから、36年ぶりに大画面の劇場で見ました。自分でも驚いたのですが、結構細かいところまでもよく覚えてるなぁということです。やはり多感な青春期に刷り込まれた記憶は、ずっと残るということなんだろうな。自分は、60歳超えても、多分Talking Headsを聴き続けるんだろうな。  

もう一曲目のPsyco killerから、ずっと足でリズム取って腰浮きまくりです。応援上映やって欲しいです。HeavenとかTake me to the riverとか、大声で一緒に歌っちゃうと思います。

30年を超えても、ステージはコンセプチャルかつモダンです。曲も全く古臭く感じませんし、サポートメンバーがガチで凄いです。 

Bruning down the house、元々凄い変な曲でとても踊れるようなシロモノではないんですが、今は亡きBarney Warrelの超絶ファンキーなバッキングキーボードに乗せられて、もう強引に踊らされる感覚です。 

ステージのセットがシンプルな分、カメラの出来で全てが決まるのですが、これが完璧で、完全にライブの生感覚を掴んでいます。更に、余分で過剰ものが一切なく、シンプルですがパーフェクトという神技です。Jonathan Demmeの才能に圧倒されます。 

会場は、私のようなアラフィフのおじさんおばさんよりも、むしろ20代の子の方が多かったのですが、この伝説的なライブ映画が、若い世代に人気になっている事には、素直に嬉しく思いました。「おじさんはこの映画でご飯3杯はいけるよ」と、若い子と話したくなりました。