<秋山和慶トリビュート>
■J. シュトラウスⅡ世:ポルカ「観光列車」op. 281
■バリー・グレイ:「ザ・ベスト・オブ・サンダーバード」
〜ジョナサン・ノット スペシャル・セレクション〜
(オリジナル・サウンドトラックから)
■チャイコフスキー:『くるみ割り人形』から*
〜ジョナサン・ノット スペシャル・セレクション
アンコ-ル
■《くるみ割り人形》第2幕「スペイン(チョコレート)の踊り」
■《くるみ割り人形》第2幕第14曲「パ・ド・ドゥ」
■作曲中村八大「上を向いて歩こう」
指揮:ジョナサン・ノット
女声合唱:東響コーラス*
ピアノ&チェレスタ:北村朋幹
ノット最後の東響公演を聴きに、大晦日ミューザまで行ってきました。
ジルベスターはお祭りですから、あんまり真剣な感じではなく、感想を二つだけ書きます。
1. 当日までシークレットでしたが、ゲストピアノに北村朋幹が登場しました。「サンダーバード」ではジャジーなピアノソロ、「くるみ割り」では、クセ強めのチェレスタソロをひいてました(褒めてます)。サマーミューザのかなフィル「トゥランダリーラ」の素晴らしいピアノソロ以来、ちょっと追っかけているピアニストでして、この登場は素直に嬉しかったです。
2. 弦の配置がとても不思議でして、一見すると大型編成の対向配置なんですが、両端の第一、第二バイオリンともに8名しかいない。その代わりに、チェロ、ヴィオラを挟んで、中央に残り半分のバイオリンが配置していて、初めてみる構成でした。これは、内声を強化したかったのかな?
選曲は相変わらずのノットのマニアック路線でして、特に「くるみ」はメジャー曲を一切やらない潔さ。流石に、アンコールには、「グラン・パドゥドゥ」を持ってきましたが、この曲のチェロとヴィオラが素晴らしく、この曲を聴かせるための編成だったんだなと思いました。
ノットは、あんまりチャイコは好きではないみたいですが、今回の「くるみ割り」は、色々なものが見事にフィットして、素晴らしい出来でした。これは、記憶に残る名演だったと思います。
延々と続くカーテンコールでは、観客とオケメンバーからの熱い想いが伝わってきて、なかなか感動的なエンディングでした。
これにて、ノット+東響は完結、2026年からは、それぞれ別々のキャリアを進みますが、ノット+都響のブルックナー6番、および、ヴィオッティ+東響マーラー1番が控えていて、どういう化学反応になるのか、今から非常に楽しみです。
