指揮者:エリアフ・インバル
ソプラノ:隠岐彩夏 メゾ・ソプラノ:加納悦子 テノール:村上公太 バリトン:妻屋秀和
合唱:二期会合唱団
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 op.125 合唱付
年末の第九は、過去3年間、ジョナサンノット+東響のコンビを、サントリーで聴いていました。
3年連続で正直なところ食傷気味だったので、今年は別のオケにしようと思い、検索したところ、インバル爺さんが、都響で7年ぶりに振るということで、今年は、都響の最終日のサントリーホールを聴いてきました。
インバル御年86歳、もうすぐ87歳になるそうで、御年95歳のブロム爺さんと同じく、超ご高齢。しかし、インバルは、ブロムシュテットに比べてはるかに元気で、よい意味で油ギッシュでした。来年度から、都響との3回目のマーラーチクルスやるそうで、まさかの完走もあり得るかも。
年末の第九で王道ですから、特に目新しいことはありませんが、都響は、16型+倍管の巨大編成で、実に豊饒な音を鳴らしていました。
今回、お気に入りのLB席が採れなかったのですが、代わりに1階15列目のほぼ真ん中という、音響的にはかなりよい席で聴けたので、都響の美しい音色と絶妙のバランスで至福の時間を過ごすことができました。また、今回、独唱ソリストと合唱はP席を陣どっていたので、声が上の方から降りてくる感覚で、まさに天の声でした。やはり、サントリーは、席を厳選する必要がありますね。
今年のオケコンサートはこれでおしまいです。コロナ明けということもあり、2年間の溜まりに溜まったストレスを発散すべく、在京オケが相当なチャレンジをして、とても楽しめました。来年は、N響が年明け早々にソヒエフを招聘しますので、応援を兼ねて聴いてきます(N響エラい)。