祝クラウスマケラ RCHの次期首席指揮者に決定

前々から最右翼と言われていた26歳のフィンランドの天才クラウスマケラが、ロイヤルコンセルトヘボウ(RCH)の次期主席指揮者に決定し、今日発表されました。


クラウスマケラ、繰り返しますが、36歳じゃなくて26歳です。すでに、オスロ管の主席をやっていて、今年からはパリ管の主席も兼務し、更に2027からRCHです。パリ管との兼務は、肉体的、精神的に厳しいと思われるので、多分、パリ管5年やった後にRCHに異動するのかな? 

それにしても、凄い才能の青田刈りです。世界で3本の指に入るオケが、5年後の首席ポストを今決定するということは、それまで客演指揮者で凌ぐということを意味しています。そこまでして、この才能をキープしたかったんだろうな。 

クラウスマケラが天才なのは、YouTubeに上がっているオスロ管のマラ1とかフランクフルト管のショスタコ7番とか聴くとよく分かります。感動してちょっと言葉を失うレベルです。

タイミングの良いことに、今月、東京都交響楽団の客演で来日します。しかも、サントリーホールで、マラ6とショスタコ7です。このチケットは、日本のクラオタ界隈ではちょっとした争奪戦となりました。私はマラ6はスケジュール合わず断念しましたが、タコ7は抑えました。今から楽しみです。しかも、このご時世に、フィンランド人のマケラが、タコ7「レニングラード」ですからね、これは明らかに政治的なメッセージも含まれているのでしょう。 

マケラ、次回来日する時は、パリ管で一番安いサントリーのチケット3万円コースになるんでしうね。

それにしても、年齢と才能は全く関係ない典型例です。ある意味残酷です。50オーバーのイマイチ芽が出ていない、コロナ禍で生きていくのがやっとのオジサン指揮者の方々は、このリアル「アマデウス」をどう思ってるんだろう。