ジョナサンノットの5月公演が2つ吹っ飛んだ

一つ前の記事で、「東響の5月公演は、ジョナサンノットが気合入れて来日して4回タクト振るので楽しみ」と書きましたが、Covid-19の状況悪化で、そのうち2つが吹っ飛びました。一つは公演そのものが中止、もう一つは指揮者、ピアニストの交代です。  

残念ですが仕方ないですね。ノットのマーラーは、去年も5番が中止になって、今年は1番も中止になってしまいました。巡り合わせが悪いと思うしかない。   

今回の緊急事態宣言は、これまでと比べると規制がきつい、ということで、SNS上で「#小池死ね」とか「#文化芸術は人生に必要」とか、センセーショナルなハッシュタグが溢れています。ネットヒステリー状態です。  

こういう時は、NHK BS辺りで、良質な音楽番組やドキュメンタリーを鑑賞して、心を落ち着かせるのがよいと思います。ということで、昨晩の「我が心の大滝詠一」、これが素晴らしかった。特に、オリジナルの小林旭小泉今日子鈴木雅明薬師丸ひろ子。バックバンドも、はっぴーえんど、シュガーベイブムーンライダーズのギタリスト揃い踏みで、更に吉川忠英も加わって、日本のロック好きなおじさんが狂喜乱舞するメンバーでした。 

薬師丸ひろ子の「探偵物語」は、私にとっては、本当のエバーグリーンな名曲で、個人的には、松本隆の歌詞の最高傑作だと思っています。  

こういう時は、やたらと煽りまくるTVショーは情報遮断して、好きなことに没頭するのがよいと思います。