東京交響楽団のサントリー定期公演

本日日曜日、マチネ(昼公演)で、東京交響楽団(以下、東響)のサントリーホールの定期公演に行ってきました。この公演は、色々紆余曲折がありました。当初の予定では、常任指揮者のジョナサンノットがやっと来日出来る見込みだったのですが、公演の2週間前に、突然「やっぱりコロナで来日できませんでした。指揮者は日本人に変更、これに伴い、セトリもブルックナー7番からベートーベン4番に変更します。でも、キャンセル払い戻しはしませんからね」というなかなか強烈なメールが来ました。  

ちょっと酷いなあと思いましたが、代わりの指揮者が、広上マエストロで、この人なら見たいなと思わせるなかなかの人選です。広上さんは、NHK Eテレで、ゴロウちゃん相手に、ベートーベンのレクチャーしてた人です。ダイナミックな指揮スタイルで、視覚的に楽しいですし、オケの勢いを上手に引き出すのが得意な印象です。

前半は、ベートーベンの祝典序曲と矢代秋雄のピアノコンチェルト、休憩挟んでベト4でした。祝典序曲はまあ軽い肩慣らし、矢代のピアノコンチェルト、これで吹っ飛びました。凄いです、これだけで元を取れました。ソロの小菅優さんが凄すぎて、ちょっと呆気に取られました。後半のベト4は伸び伸びという感じで、オケがイキイキしていました。ノットよりもよかったりして。 

それにしても、年末の第九どうすんだろう。東響は、未だに、ノット来日前提で、高めのチケット売ってますが、今の状況だとまず無理。いつ白旗あげるんだろう、流石に、今度はキャンセル払い戻ししないと問題になるでしょう。