久しぶりに社台ファームがG1を勝てるかもしれない

先週の天皇賞春では、スティッフェリオがまさかの大駆けで、社台ファーム久しぶにG1奪取かと興奮しましたが、ゴールではきっちりノーザン馬に差されてしまいました。
凱旋門を48馬身差で大敗して、巷ではフィエールマン48と揶揄されていますが、京都の高速馬場では再度結果を出しました。しかし、レースレベルは低いです。良馬場なのにスロー、しかもラスト3ハロンの34秒台はフィエールマンだけという訳の分からないレースでした。

近年の日本競馬では、一流馬は3000m走る事をあまり想定していないので、菊花賞天皇賞春がイマイチなレースになりがちです。 フィエールマンはその隙をついて、ライバル不在の長距離G1を3勝もしてしまいましたが、この馬のベストは、良馬場の東京2400mだと思います。
今年こそジャパンカップに出てほしいのですが、ルメール確保できない可能性が高いので、また変なローテにされそう。京都大賞典有馬記念とか。

関東馬のなのに、5歳になっても未だに東京競馬場で走った事がないとか、ちょっと可愛そうです。これもノーザンの使い分けの弊害だと思います。

ここ2、3年、ノーザンの横暴ぶりが酷く、そろそろ他の生産者にギャフンと言わせてほしいと思っていましたが、ノースヒルズからコントレイルが出てきてクラシックが久しぶりに面白くなっています。そして、今週のNHKマイルでは、社台ファームから3戦無敗のサトノインプレッサが出てきます。鞍上の武豊込みでちょっと応援しています。恐らく一番人気はノーザン馬のレシステンシアでしょうが、府中の直線で、武豊ルメールを得意の大外強襲で差し切ったらアガルだろうな。