クリムト展人多すぎ

上野の都立美術館で開催されているクリムト展に平日いってきました。が、人多すぎで、なかなかストレスフルでした。

クリムトは好きな作家のうちの一人です。どのくらい好きなのかというレベルは、クリムトとその弟子エゴンシーレの絵を見ることを目的にウイーンに行く程度に好きです。つまり相当なマニアです。余談ですが、クリムト以外で、同じレベルの好きな画家は、エルグレコぐらいです。「オルガス伯の埋葬」目的でトレドに行きました。 オルガス伯の埋葬 - Wikipedia

混雑を避けて、平日でも一番人の少なそうな火曜日の朝一を狙って行きましたが、9:40到着時点で既に10分待ち。館内も異常な人口密度で、しかも老人多すぎ。他人との距離感が近すぎで、10cm以内でも全く気にしない人達です。性別問わず、作品をじっくりみたいのか、どんどん前の方に割り込んできて、その度に身体が接触します。私は、自分の半径に少なくとも50cmの空間が欲しい人間なので、不快感マックスでした。

それと、クリムト展としては、ちょっと作品が弱いなあ思いました。目玉は、「ユーディット」と「女の三世代」でしたが、やっぱり「接吻」も「黄金のアディーレ」も「死と生」も「ポプラの木」もないと、ちょっと寂しい。まあ、これらの目玉作品は、所蔵美術館も絶対に貸し出さないでしょうが。

5年前の正月1/1に、ウイーンのベルベデーレ美術館に朝一で行きました。下の写真です。新年のカウントダウンパーティの翌日だったので、観光客はほとんどおらず、「接吻」も「ユーディット」も飽きるまでじっくり見ることができました。やはり、現地の美術館を体験すると、そのレベルを求めてしまいます。今年の秋は、久しぶりにウイーンに行こうかな。